相馬野馬追を彩る指旗(さしばた)は、役職や家柄を表す騎馬武者たちの誇りだ。旗にはさまざまな色彩と模様がある。旗の種類の多さから、野馬追は「旗祭り」と言われるほど、目にも鮮やかで見ていても楽しい。 指旗は元々、戦国時代に戦場に臨む武将が用いた。勝利の祈りを込め、正絹羽二重(しょうけんはぶたえ)の生地に先祖伝来の旗印を染め上げた。 旗印とは旗の模様のことで、縁起のいい言葉や強さを表す動物、信仰す...
この記事は会員専用記事です
残り617文字(全文817文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。