【7】父から私そして息子へ 西内染物店2代目・西内清実

09/07 14:43

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清祐(左)と私。父から子、子から孫へと3代にわたり脈々と技術は受け継がれていくと信じていた

 長男清祐(せいゆう)が「3代目を継ぐ」と言った時は本当にうれしかった。  私は結婚後、長女、長男、次女の3人の子どもに恵まれた。西内染物店は父清二が1930(昭和5)年に開いた店だ。私は当たり前のように2代目となったが、時代は変わった。野馬追の染め物だけで食べていくのは難しく、呉服販売と合わせてやっとというところ。先行きも考えると、子どもには以前から「家業は継がなくてもいい」と伝えていた。  そ...

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