【7】建設の世界に飛び込む 医療創生大副学長・田口信教

09/22 15:00

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ミュンヘン五輪後、フジタの藤田一暁社長(左)から出迎えを受ける(左2人目から)私と同級生の本多忠、恩師の徳田一臣先生。恩義ある企業で後に働くこととなる

 新たに飛び込んだ世界では、新たな発見ばかりだった。 現役を退き、「日本の水泳環境を改善したい」という次の目標をかなえるため入った建設業界。誰もが使いやすい施設を整備しないと、日本の水泳が世界から取り残されるとの危機感があった。 1977(昭和52)年に入社した建設会社フジタは、元々はスポンサーとして私の水泳生活を後押ししてくれていた会社だった。68年メキシコ五輪後には私たちのため、当時最先端の設...

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