【5】33人と1匹のスタート 星の村天文台長・大野裕明

10/17 08:30

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私(前列右)の前でたたずむチロ。星祭りの代表を務めてくれた。ただ、「ワン」としか言わないので司会役の私がその分しゃべらなければならなかった

 「星祭りをやらないか」 その一言でスタートした星観察イベント。白河天体観測所のメンバーが考案し、最終的に3千人が参加する集会となった。星観察イベントは当時、米国で流行していた。国内では大学の天文サークルが局所的にやった事例はあったが、一般に広く参加を募るのは聞いたことがなかった。国内初の取り組みだったのだろう。 1975(昭和50)年の夏休みの終わりごろ、磐梯山のふもとの駐車場に県内外の天文ファ...

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