【3】貧しさ抜け出すために 大内宿三澤屋代表取締役・只浦豊次

10/28 15:00

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貧しかった幼少期だったが高校時代は柔道に打ち込んだ。鍛えた肉体と精神でさまざまな困難を乗り越えていくことになる

 子どものころの夢は相撲取りで、小学4年生の時には5、6年生に勝つほどだった。娯楽だったラジオから聞こえてくるのはいつも土俵上での熱戦。時代は大鵬と柏戸。若くして大金を稼ぐ力士は魅力的に思えた。満足に食べられない少年期を過ごした私はあんころ餅を腹がパンクするくらいまで食べることを常に思い描いていた子どもだった。 大内で13歳まで育ち、柔道に打ち込んだ高校時代。卒業後は東京都のゼネコンに就職した。そ...

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