【4】迷いの中、現れた光の矢 大内宿三澤屋代表取締役・只浦豊次

10/29 15:00

  • 有料記事
五十嵐氏(中央)との出会いは私(左)の人生を大きく変えた。建築家として経営者として何が大切なのかを学んだ。多くの人生の分岐点で多大な支援をいただき感謝してもしきれないほどだ

 1981(昭和56)年10月に建築会社を設立し1年が過ぎたころ、会津若松市で孫請けの仕事を受けていた。明治中期に会津5郡1番の納税者だったと伝わる幕末西軍の政商、葛岡庄兵衛の屋敷10棟を取り壊す工事だった。工事も中盤にさしかかったある日、一人の男性が現場に乗り込んできた。 「(私は)會津復古会大肝煎(きもいり)の五十嵐大祐だ。会津の貴重な文化遺産を取り壊すとは何事か。あんた大内の人間だって言うじ...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line