NPO法人全国町並み保存連盟会長を務めた五十嵐大祐氏からは、三澤屋創業に伴う改修工事の時に泊まり込みで指導を受けた。五十嵐氏と過ごす中で「自分は何も知らない」と気付かされ、寂しさと悔しさを抱いた。建築だけにとどまらず、自分の頭で考え、会社の経営や社会情勢など多様な知見を深めなければならないと肌で感じていた。 三澤屋の経営はすぐに壁にぶつかった。料理の味を二の次にしていたのだ。人気倒れしてしまうと...
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