小学校時代に母の実家で一緒に過ごした伯父は、夏に山仕事から一区切りつけると、地下足袋を脱がずに上り口に腰を掛け、一息ついてから田んぼ作業に出ていた。 その一息は自前のどぶろくと一皿のつまみ。つまみは生みそと長ネギを約10センチに切ったものや玉ネギを細かく切ったもの。子どもながらにうまそうに見え、こっそりまねしてみた。激辛でどちらもまずかった。だが、脳裏にその衝撃が残っていた。それを再現したものが...
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