【環境考察】自然の多様性生かす、仕組みや機能見直し重要

11/19 11:15

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 にしひろ・じゅん 千葉県出身。筑波大大学院生物科学研究科(当時)博士課程。東京大大学院助教、東邦大准教授、国立環境研究所気候変動適応センター室長などを経て2023年4月から現職。

 気候変動の影響とみられる変化が自然界で起きている。生態学や植物学を専門とする国立環境研究所(茨城県)気候変動適応センターの西広淳副センター長(53)は「自然環境の変化は人間社会に影響をもたらす」と指摘。地球温暖化に対し、自然が持つ多様性を生かした適応策を考え、まちづくりにも反映させていく重要性を説く。 近年は生物や植物の北限が変わり、その地域でかつて見られなかったものが見られるようになった。一方...

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