高校に進学すると、猪苗代湖に向かう足はさらに遠のいた。 自宅から約7キロの道のりを自転車で通った高校3年間は野球一色。遠い甲子園を夢見て白球を追い掛けた。 高校は地元の猪苗代高。同級生がみんな進学することも影響して進学先に選んだ。野球部は部員十数人の弱小部だったが、強豪校には及ばないまでも、放課後から暗くなるまで練習する日々を過ごした。 私は1年生からレギュラーで「7番キャッチャー」。1年秋から...
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