【4】40代で入学資格に挑戦 猪苗代湖の自然を守る会代表・鬼多見賢

11/13 08:30

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野口英世記念館に勤務していたころの私(左)と妻君子。1997年、博士の七十回忌を記念した墓参団の一員として、博士が眠るニューヨークの墓を訪れた

 36歳の時に、父から家業の農業を継いだ。猪苗代湖の環境を守る活動は相変わらず続けていたが、それとは別に、生計を立てる必要があった。 シーズン中は農作業、農繁期が終わると工事現場の作業員やスキー場のパトロールなどの仕事に追われた。体力には自信があったが、40代になるとさすがにきつい。猪苗代湖の清掃や白鳥観察、趣味のスポーツなどの時間も欲しい。そこで、農業を続ける傍ら勤め人になることを考えた。いわゆ...

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