36歳の時に、父から家業の農業を継いだ。猪苗代湖の環境を守る活動は相変わらず続けていたが、それとは別に、生計を立てる必要があった。 シーズン中は農作業、農繁期が終わると工事現場の作業員やスキー場のパトロールなどの仕事に追われた。体力には自信があったが、40代になるとさすがにきつい。猪苗代湖の清掃や白鳥観察、趣味のスポーツなどの時間も欲しい。そこで、農業を続ける傍ら勤め人になることを考えた。いわゆ...
この記事は会員専用記事です
残り563文字(全文763文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。