「全く役に立たないものの一つが民俗芸能の研究家だ」 東日本大震災と福島第1原発事故後、浜通りの人からそう言われたことがある。 民俗研究家は初対面でも、ずけずけと家を訪ねて長々話を聞く。ずうずうしいやつと思いながらも皆さん、丁寧に教えてくれる。でも礼状を送ればまだいい方で、世話になりっぱなしだ。私も長い研究生活で2000人を超える人に話を聞いたが、反省するところがある。 冒頭の言葉は、そういう協力...
この記事は会員専用記事です
残り592文字(全文792文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。