「子どもに先立たれるほどつらいものはない」と聞くことがある。この本当のつらさは当事者にしか分からない。 震災と原発事故で、県内でも多くの人が犠牲となった。民俗芸能や祭りの研究でお世話になった人も亡くなった。中には奥さんや娘さんを亡くした人が何人もいる。 「頑張ってください」などと言葉を掛けても、彼らにはむなしいだけ。慰めの言葉を掛けられるのは一番迷惑だ。むしろ関係ないことを言ってもらった方があり...
この記事は会員専用記事です
残り596文字(全文796文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。