【13】出合い求め発掘続ける　民俗芸能を継承するふくしまの会理事長・懸田弘訓

　「その年で良くやるね」。８０歳を過ぎてからよく言われるようになった。　でもやり遂げなくてはならないと思うことがまだまだたくさんある。　私が生きてきた中で大きな節目は父の死と長男の死。それが生き方に影響し、震災と原発事故後、家族を亡くした悲しみを心に抱える人の力になりたくて、震災で中断した民俗芸能や祭りの復活を応援している。　今も手付かずの１００の芸能や祭りが復活するには、あと２０年でも難しいかも...