背水の陣で翻訳した「ハリー・ポッターと賢者の石」が成功し、ほっとしたのもつかの間、すぐに第2巻「秘密の部屋」の翻訳に取り掛かった。 待っている読者がたくさんいる。さすがにプレッシャーを感じた。「通訳の仕事も続けながら、また1年間頑張れるだろうか」。いやいや。原作の素晴らしさを日本語にし、読者に感動を伝えるのが私の使命。「自分が楽しいと感じたことが、人を楽しませる。こんな幸運はめったにない」。そう...
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