本は読まなければ、ただの紙切れ。でも読書は頭を練る。「考える葦(あし)」である人間にとってとても大切なことだ。 私は幼いころから本を読んだ。両親は教師で、子どもに十分な教育を与えたいと、戦後の貧しい時代にもかかわらず、欲しい本は必ず買ってくれた。一番古い読書の記憶は、少年少女文学全集。原町(現在の南相馬市)の自宅にずらっとそろえてあり、名作といわれるものは次から次へと読んだ。 昔はテレビもビデオ...
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