1969(昭和44)年、入院していた竹田綜合病院に、東北で初めてのリハビリテーションセンターができた。 その頃は「リハビリ」という言葉を聞いたことすらなく、脊髄を傷めたような患者は死ぬまで病院で過ごすのが当たり前のような時代だった。しかし、リハビリは、絶望に打ちひしがれたさまざまな障害がある患者の人生を大きく変えた。 訓練は厳しかった。頑張りに頑張ってあと一歩というところで、発熱や嘔吐(おう...
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