【3】醸造の面白さに触れる 県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター副所長・鈴木賢二

09/01 15:00

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入庁間もない頃の私。最初の10年は酢やみそなど、酒造りとは異なる部署で仕事をしていた

 入庁間もない最初の仕事は「酢」を造ることだった。ここで早速、醸造の面白さに触れることができた。 当時は健康酢がはやっており、県会津若松工業試験場(現・県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター)では酢の開発にも取り組んでいた。自分が手掛けたのは「トマト酢」。今でも有名な南郷トマトが、形などの理由で年間20トンが廃棄されていた。そこに目を付けた。 トマトをピューレにして搾って、酢酸発酵させる。出来上...

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