【5】運営費が底尽きていた パンダハウスを育てる会理事長・山本佳子

10/01 08:30

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パンダハウスの厳しい運営状況を伝える福島民友新聞の記事(2008年12月9日付)。おかげで支援の輪が広がった

 パンダハウスの開所から10年。気付けば、運営費が底を尽きていた。  当時の年間維持費は約200万円。それを会員会費と寄付、建設費で浮いた300万円で賄ってきた。確実な収入源は会費だけなのに、開所時に約300人いた個人会員は80人ほどまで激減。収入の縮小が進む中、老朽化した屋根や台所を改修したことで貯蓄も使い果たしていた。  会員数は毎年の更新ごとに減っていた。気付いてはいても、ハウスの日々の清掃...

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