27歳という働き盛りで、今でいうニートになった。 本宮映画劇場を休館してからの映画のない生活は何とも空虚で、家でごろごろ寝転んでいた。しかし銀行への借金は残ったまま。さらに休館の際、株主から劇場を約200万円で買い取ることで折り合いを付けたため、お金にも困っている状況だった。 そんな私を見かねたのだろう。福島市の映画館の社長が「辞めたんなら、職を世話すっから」と声をかけてくれた。自動車販売会...
この記事は会員専用記事です
残り606文字(全文806文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。