東日本大震災と阪神大震災。二つの震災が180度違う生き方を私に示した。 阪神大震災が起きた1995(平成7)年1月。神戸で美術教師をしていた多摩美術大時代の友人から「手伝ってくれ」と頼まれ、子どもたちから家族の安否を確認するボランティアをした。 「お父さんが死んでしまった」 その際、子どもたちの悲痛な声を聞いた。「人は一瞬で死んでしまう」。初めて死を身近に感じ「明日がなくなるかもしれ...
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