「喜一」という店の名前。「喜多方で一番になりたい」という思いを表現したわけではない。私の先祖「吉田喜一郎」の名前から拝借したものだ。 喜一郎は私の曽祖父の弟に当たる人で、医師だった。吉田家は地元の豪農で、喜一郎は家族の中でも特に学問に優れていたのだろう。医師になるために、会津若松の「会陽医院」で勉学に励んだ。会陽医院は医師を目指す若者が集っていたが、喜一郎は優秀さを認められ、大部屋ではなく2人部...
この記事は会員専用記事です
残り546文字(全文746文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。