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【8】熱意と覚悟受け取った 喜多方ラーメン「喜一」社長・吉田満

2022/11/08 08:30

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唯一取った弟子の山木(左)。山喜も喜一も地元に愛されるラーメン店になっていきたい

 今から10年ほど前、知人からある男の話を聞いた。男の名前は山木和弘。ラーメンを食べるのも作るのも好きで、将来は自分の店を持つのが夢らしい。知人が「社長のもとで、彼に本格的にラーメンのイロハを教えてほしい」と頼み込んできた。長い間料理の世界に身を置いてきた私だが、弟子を取ったことはなかった。まずは山木と会うことにした。 山木は寡黙だが、ラーメンを語り出すと心の底から沸々と熱い思いがあふれ出すような...

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