「館長の肩書だけは勘弁してください」 運営母体になる社会福祉法人安積愛育園の佐久間啓理事長から新たな職名を告げられた時、最初はこう言って再考を申し出た。 愛育園職員として郡山市の障害者支援施設「あさかあすなろ荘」で生活支援員をしていた。専門に美術を学んだことはない。それでも「美術館長」の肩書にどれほど重みがあるのかということはわきまえていた。 はじまりの美術館は、障害のある人や現代作家の作品を分...
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