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【5】震災を機に新たな挑戦 はじまりの美術館長・岡部兼芳

2022/12/02 08:30

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改修前の「十八間蔵」。このまま朽ち果てるのは惜しいと考え、美術館として活用することになった

 美術館の場所は猪苗代町にある築140年の酒蔵を改修して使うことに決まった。 蔵の中央にある太い梁(はり)の長さが18間(約33メートル)あるために「十八間蔵」と呼ばれていた。 計画当初から町並み保全も念頭に、新築ではなく古い建物を改修して活用することが決まっていた。他にも遊郭跡や木造の病院跡、大きな古民家などの候補はあったが、この梁の見事さが決め手になった。県のほぼ中央に位置し、明治時代から酒蔵...

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