• X
  • facebook
  • line

【3】ほろ苦かった新人時代 サッポロビール前社長・高島英也

2022/11/17 08:30

  • 有料記事
入社3年目、仙台工場醸造課の事務所で仕込みを担当していた。「向いてないな」と思うこともずいぶんあったが、多くの人の支えが原動力だった

 大学を卒業した1982(昭和57)年春、サッポロビールでの会社員生活が始まった。初任地は宮城県名取市にある仙台工場の醸造課。約10カ月間の実習を終え、仕込み担当として生産現場デビューを果たした。当時の私は人前で話すことが大の苦手。「生産現場ならば何とかなるかもしれない」と工場技術者の道を選んだ。甘かった。  順風満帆な船出とはいかず、入社から4年ぐらいは苦労の連続だった。当時の仕込み職場には「...

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line