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【9】「火入れ」公開し情報共有 山形屋商店代表社員・渡辺和夫

2022/12/22 08:30

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県醤油醸造協同組合で開かれる勉強会での利き味の様子。この勉強会が、県産しょうゆの品質向上に大きな役割を果たした

 一度話したことだが、本県は1964(昭和39)年、当時約400社あったという県内のしょうゆ製造業者の総意で、しょうゆのベースとなる「生揚(きあ)げ」を全国で初めて協業化した。生揚げは、二本松市にある県醤油(しょうゆ)醸造協同組合の工場で製造する。蔵元はそれを分け合い、個別に仕上げの「火入れ」作業を行い、独自の商品を生産する。これは「福島方式」と呼ばれ、今ではほかの県でも採用している。 福島方式は...

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