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【11】誇れる幸せの香り追求 山形屋商店代表社員・渡辺和夫

2022/12/24 08:30

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義母の京子(前列)、妻の文江(後列左)、双子の娘ゆきの(後列右から2人目)、絢華(後列右)と店の前に立つ私。家族5人でのれんを守っている

 しょうゆの香りは、幸せの香りだと思っている。食事時に家庭に立ち込める香り、その味は、古里そのものだ。東日本大震災以降、2019年の台風と大雨、2年連続の震度6強の地震と相次ぐ災害にさらされた相馬市にとって、地域の味を受け継いでいくことは、変わらぬ古里の姿を伝えることであり、守られた味は復興の証しになると信じている。 そんな思いを持って、しょうゆが醸す地域の食文化を支えているんだという自負を抱いて...

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