しょうゆの香りは、幸せの香りだと思っている。食事時に家庭に立ち込める香り、その味は、古里そのものだ。東日本大震災以降、2019年の台風と大雨、2年連続の震度6強の地震と相次ぐ災害にさらされた相馬市にとって、地域の味を受け継いでいくことは、変わらぬ古里の姿を伝えることであり、守られた味は復興の証しになると信じている。 そんな思いを持って、しょうゆが醸す地域の食文化を支えているんだという自負を抱いて...
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