ハウス食品は13日から、県産モモの主力品種「あかつき」を使用した新商品「ご当地くだものフルーチェ 県産あかつき桃」を全国のスーパーで販売する。
JA全農と食品メーカーなどが協力して国産農畜産物のPRやキャンペーンを展開し、産地を応援する「ニッポンエールプロジェクト」の一環。果汁量が多く、濃厚な甘みのあかつきのピューレを5%使用している。ハウス食品は全国のモモ約30種類を使ってフルーチェを試作した中で、甘みや香りが引き立つ県産のあかつきの活用を決めた。
ハウス食品食品事業本部食品事業1部の石川哲也部長らが8日、県庁を訪れ、内堀雅雄知事に新商品を披露した。石川部長は「県産のあかつきは濃厚な甘みと芳醇(ほうじゅん)な香りがフルーチェの食感と相性抜群で、自信作ができた」とアピールした。試食した内堀知事は「甘さと香り、優しい食感が合わさっておいしい」と太鼓判を押した上で「モモは海外への輸出は限界があるが、フルーチェならPRできる。海外の方にも薦めていきたい」と期待を込めた。
ハウス食品東北支店の松田英之支店長、JA全農の戸井和久チーフオフィサー、JA全農福島の渡部俊男本部長、JAふくしま未来の数又清市組合長が同席した。
希望小売価格は209円(税別)。産地応援のため、売り上げ1個当たり1円をモモの苗木に換算し、JAふくしま未来に寄付する予定。
抽選で100人に詰め合わせギフト
新商品の発売を記念し、ハウス食品と酪王協同乳業は13日から、抽選で対象商品の購入者100人にフルーチェの詰め合わせギフトを贈るキャンペーンを始める。
対象商品は「ご当地くだものフルーチェ 県産あかつき桃」、1リットル入りの酪王牛乳や農協牛乳で、いずれかの商品のバーコードをはがきに貼って送る。応募期間は2月22日までで、詳細は酪王協同乳業のホームページに掲載する。
またハウス食品などは18日午前10時から、郡山市のJA農産物直売所「愛情館」で新商品の試食イベントを行う。限定500食で、なくなり次第終了する。