県産農林水産物を使った6次化商品ブランド「ふくしま満天堂」の本年度グランプリに、大野農園(石川町)の「ももモナカ」が選ばれた。20日、福島市で最終審査と表彰式が行われた。
「ももモナカ」は、モモとチーズの計2種類のあんを好みで合わせて食べることができるスイーツ。自社農園で土作りからこだわり、栽培されたモモは風味と果肉食感がしっかりとしており、独自に配合したチーズあんのまろやかなコクも味わえる。
準グランプリは、マルリフーズ(相馬市)の「ピリ辛松川浦かけるあおさ」と、持地&遠藤農園(国見町)の「あんぽ柿のバターサンド」が受賞した。特別賞にはいわき市のブランド米「Iwaki Laiki(イワキライキ)」の米粉を練り込んだ、マルト商事(いわき市)の「大蒜女々麺(おおびるめめめん)」が選ばれた。
本年度で8回目の開催で、昨年度に並び過去最多の73商品の応募があった。首都圏の食品バイヤーによる事前審査で、プレミアムに選ばれた10商品から味やパッケージデザイン、独自性、将来性を基準に各賞を決めた。本年度から新たに取り組んだ消費者投票の結果も反映させた。表彰式では審査委員長の荒井聡福島大食農学類長が講評し、内堀雅雄知事が10商品を作った各社の代表に賞状やトロフィーを贈った。
各商品は県観光物産館や福島空港ふくしま逸品堂、道の駅などで購入できる。
ほかのプレミアム品
生きしめん(目黒麹店、只見町)うふれっと福島スイートポテト(お菓子のさかい、石川町)ピーナツドレッシング(5.SHESアイヅピーナツマート、喜多方市)山葡萄玉ようかん(あすかエコテック、石川町)軟白ねぎのねぎ味噌にんにく(杉田農園、猪苗代町)いわきチョコレートのショコラジェラート(いわきチョコレート、いわき市)