亡き人の写真は、残された人々の背中を押し、生きる力を与えた。相馬市の星写真館会長の西村年晴さん(68)は東日本大震災後、津波に押し流されたがれきの中から見つかった写真の修復や、犠牲者の遺影の作製に携わった。「あの経験をしたことで、仕事に対する考え方は大きく変わった」と振り返る。 「遺影が作れなくて困っている」。震災発生から間もない頃、友人から携帯電話に連絡が入った。市街地にある写真館は津波か...
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