家業の聖石(ひじりいし)温泉は祖父の代から始まりました。子どもの頃の私にとって温泉は遊び場で、営業終わりの湯船でゴーグルを着けて浮輪を浮かべて遊んだ思い出があります。 元々、祖父は精肉店と食堂を経営していました。店を建てる際に地面を掘ったところ、地下から温泉が湧き出たそうです。初めはそのお湯を自宅の風呂用に使っていたのですが、そのうち店の常連さんに湯船を貸すようになったそうです。専門の機関で成分...
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