県内の農家、飲食店、酒蔵が協力して本県の食の魅力を発信するイベント「ふくしまフードフェス2025」は6、7の両日、郡山市の21世紀記念公園麓山の杜で開かれる。市などでつくる実行委員会の主催。
今年で5回目。県内38の農家、飲食店、酒蔵が九つのグループをつくり、グループごとにオリジナルメニューを考案した。県産野菜などを使用し、酒蔵が造る日本酒に合わせて「メイプルサーモン酒粕(かす)漬け焼」「会津地鶏のリゾット」などを販売する。
「常磐もの」のPRブースも設ける。音楽演奏などのステージイベントも開催。郡山市出身の俳優箭内夢菜さんも参加する。6日は午後4時から、市発酵アドバイザーの鈴木賢二さん、フリーリポーターの鈴木美伸さん、漫才コンビ「母心」の関あつしさんがトークショーを繰り広げる。
時間は6日が午前11時~午後9時、7日が午前11時~午後5時。入場無料。問い合わせは実行委(電話080・3195・2940)へ。
実行委員会の高橋惇委員長らは8月29日、市役所に椎根健雄市長を訪ね、イベントをPRした。高橋委員長は「福島の食の魅力に加え、温かい人柄も伝えていきたい」と話した。
フェスに参加する農家の野菜も試食した椎根市長は「市も連携できる部分で協力したい」と述べた。実行委の篠原祐太郎、泉田将徳、安藤裕介の各委員も同席した。