JR磐越西線の新津(新潟市)―会津若松駅を往復する定期列車「SLばんえつ物語」の乗車人数が100万人を突破した。会津若松市の会津若松駅で13日、関係者が突破を記念してSLの乗客を出迎えた。
SLばんえつ物語は1999年に運行を開始し、8月末で100万人を達成した。「貴婦人」の愛称で親しまれているC57形蒸気機関車で編成し、大正ロマンを思わせるレトロな内装や、車窓から望む四季折々の風景が人気を博している。
出迎えにはJR東日本のほか、会津若松観光ビューロー、会津若松商工会議所、市、びゅう會津会から約30人が参加。SLが入る2番線ホームで横断幕を掲げたり、改札前で記念のクッキーやステッカーを配ったりして乗客をもてなした。
びゅう會津会の平賀茂美会長(70)は「会津若松市は在来線に支えられている観光地で、SLは観光誘客につながっている。今後も続けてほしい」と話した。