デロイトトーマツグループは１日、デロイトトーマツウェブレッジ（福島県郡山市）とデロイトトーマツサイバー合同会社（東京都）が、郡山市のＪＲ郡山駅前に、企業などのサイバーセキュリティー支援を担う拠点「ふくしまサイバーイノベーションセンター」を新設すると発表した。来年３月の本格稼働を予定している。人員は２０２７年５月までに５０人体制に拡充する方針で、女性を積極的に採用して地域人材の育成に力を入れる。
センターは、国内外の企業向けに２４時間体制でサイバーセキュリティーの監視、サイバー攻撃やシステム障害への対応など、各種サービスを提供する専門機関で、両社が共同運営する。これまではウェブレッジ社の市内の既存拠点に設置されていたが、体制拡充に向け、より利便性の高い、駅から徒歩圏内のビルに新設する。
拠点整備には、県の「女性活躍オフィス立地促進事業」の補助金を活用する。柔軟な勤務体系や育児・介護との両立支援制度を導入するほか、専門の研修プログラムにより、段階的にスキルを習得できるようにする。同社は「サイバーセキュリティー分野で女性人材が不足している。安心して長期的に活躍できる職場づくりを推進する」としている。
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