福島市の飯坂ロータリークラブ(RC)は4日、「飯坂けんか祭り」に合わせて第32回国際交流フェスティバル「ザ・まつりin飯坂」を開いた。福島大の留学生など外国出身者ら約60人が「国際みこし」を担いで温泉街を練り歩き、日本の伝統文化に触れた。
飯坂RCは日本や飯坂の文化を感じてもらおうと、毎年同市近郊の外国出身者らに参加を呼びかけている。福島大や福島日本語学院の学生、吉川屋の従業員ら15カ国の参加者が集まった。サッカーの福島ユナイテッドFCの選手ら関係者も参加した。
参加者はそろいの法被を着て、交代しながらみこしを担ぎ「わっしょい、わっしょい」と大きな声を響かせた。吉川屋では慰労会を開き、温泉と食事で疲れを癒やした。
台湾出身の留学生(22)=福島大=は「みこしは本当に重かったが、にぎやかで楽しかった。日本の自然が好きで、神社の雰囲気も素晴らしい」と笑顔を見せた。