7日午前8時35分ごろ、会津若松市河東町八田字鍋沼の山林で「父親が山に設置したわなの様子を見に行き、クマに顔を引っかかれた」と男性の家族から119番通報があった。会津若松署によると、同市の70代男性が顔や手を引っかかれ、重傷という。命に別条はないとしている。
同署や市によると、男性は1人で山林に設置した有害鳥獣捕獲用のくくりわなの確認に行った際、飛びかかってきたクマ1頭に襲われた。クマの体長は約1メートル。クマはわなにかかっており、その場で駆除された。
現場はJR会津若松駅から北東に約13キロの山林。現場から約1.5キロ離れた同市河東町八田字沢目で飲食店を営む50代の夫婦は「地区内はクマが多く、夜中にクマの鳴き声が聞こえることもある。区長や市、警察が対策してくれているが、怖い」と話した。