作家の池波正太郎が、昭和40年代の食事を書き留めた日記を残している。ある日の夕食は「酒、ブリの刺身、けんちん汁、海苔(のり)、めし」と、人気作「鬼平犯科帳」の登場人物らが食べていそうな和食が並ぶ ▼別の日には「ビール(小二)、ロールキャベツ、マカロニサラダ」とあり、洋食も楽しんでいた。映画の感想や交流した文化人の名前、小説の執筆状況も書き込まれ、時代の雰囲気を感じることができる(「食べ物日記」文...
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