福島民友愛の事業団と県聴覚障害者協会の第31回民友手話入門講座の閉講式が29日、福島市の福島民友新聞社で行われ、10人に修了証書が贈られた。
講座は8月に開講し、受講者は全10回の講座を通して手話の基本、身ぶりや表情を工夫して伝える方法などを学んだ。
同事業団の加藤隆史事務局長が一人一人に修了証書を手渡し「さらに手話に触れ、学びを深めてほしい」と述べた。同協会の吉田正勝会長は「災害時など、耳の聞こえない人に情報を伝えてサポートしてほしい」と手話で伝えた。
同市の自営業の女性(73)は「思っていたよりも難しかった。手話で伝えられるか不安はあるが、何かの役に立てたらうれしい」と話した。
