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新常磐交通、運賃5%引き上げへ 12月15日から、ダイヤも改正

2025/11/13 07:35

 新常磐交通(いわき市)が12月15日から運賃を約5%引き上げる方針を固めた。同日からダイヤ改正も行うといい、13日に東北運輸局に申請する。初乗り運賃(200円)に変更はないが、区間運賃が210~400円の区間は10円の値上げとなる。12日にいわき市で開かれた「いわき都市圏総合都市交通推進協議会」で高野康央社長が明らかにした。

 同社は今年4月、17年ぶりに運賃を改定した。運輸局からは19.77%の引き上げが認められていたが、「激変緩和措置」として約13%の値上げにとどめていた経緯がある。今回は、乗務員の労働環境や収支の改善を目的に、追加で約5%を引き上げるという。

 ダイヤ改正では平日は計16便、土日祝日は計17便の減便を行う方針。いずれも利用者数が少ない路線が対象といい、通勤や通学への影響は最小限にとどめる考え。東北運輸局福島運輸支局に申請する。高野社長は「持続可能な路線バスを実現するため、今後も乗務員の確保やバスの利用促進に取り組んでいく」と語った。

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