南相馬市長選、現職・門馬和夫氏が３選出馬表明「復興をより確かなものに」

　任期満了に伴い来年１月１１日告示、同１８日投開票で行われる南相馬市長選で、現職の門馬和夫氏（７１）＝２期＝は２４日、３選を目指して無所属での立候補を正式に表明した。市長選への出馬表明は門馬氏が初めて。

　門馬氏は同市で記者会見し「全ての世代が暮らしやすいよう医療や介護、教育、子育て、経済、防災、人口減対策など重点政策を推進して復興をより確かなものにしたい」と述べた。地域の特性を生かし「宇宙産業や常磐道南相馬かしまサービスエリア周辺開発などを健全財政の下で軌道に乗せたい」と意欲を語った。

　門馬氏は南相馬市原町区出身。東北大工学部卒。市経済部長や市立総合病院事務部長を歴任。市議１期を経て、２０１８年の市長選で当時の現職を破り初当選した。市長選を巡っては、市議有志らが候補者擁立を目指している。