詐欺被害を未然に防いだとして、いわき中央署は大東銀行神谷支店の湯口華月さん(27)と高木果穂さん(34)に署長感謝状を贈った。
同署と2人によると、10月7日、いわき市の80代男性が150万円を振り込もうと同支店に来店した。窓口で対応した湯口さんが振込先を確認したところ、男性は「大事な友達に振り込む。福岡支店に送りたい」と話した。不審に思った湯口さんが上司の高木さんに相談し、高木さんが男性に詳しく話を聞くと「交流サイト(SNS)でやりとりしている人に教えてもらい、株を買う。指定された口座に振り込む」などと説明したという。SNSでの一連のやりとりなどから詐欺を疑い、同署に通報した。
贈呈式が11月5日、同署で行われ、阿部勝也署長が2人に感謝状を手渡した。湯口さんは「お客さまの動きに気を配って親切に対応していきたい」、高木さんは「大事な預金を守るために声かけを強化したい」と話した。熊田清支店長が同席した。
