漁業のまちとして有名な宮城県気仙沼市で、若い女性の流出を防ぐため官民連携で職場のジェンダーギャップ(男女格差)解消を目指すプロジェクトがスタートした。2日の発足式には地元の企業経営者や従業員ら約60人が参加し、取り組むべき課題を共有した。
同市はカツオやサンマ漁が盛んだが、仙台など都市部と遠く人口流出が大きな課題。年間千人ペースで減るとの試算もある。
発足式後のワークショップでは、職場で男女格差を感じる事柄として「女性ばかりが子どものために時短で働く」「女性の意見を聞く会議がない」などの意見が出た。
プロジェクトは3~5年の予定で、市はセミナーを開いて経営者の参加を促していく。