1月の能登半島地震や9月の記録的豪雨で複数の区間が不通となっている国道249号(石川県輪島市門前町―珠洲市、53キロ)は復旧が進み、年内に通行が可能になる見通しとなった。区間によっては迂回路での通行や、緊急車両などに限った通行となる。県に代わって工事を担っている国土交通省が19日明らかにした。
不通区間のうち地震で被害が出た輪島市の「中屋トンネル」は、9月下旬に通行できる予定だったが、豪雨により付近で土砂崩れが発生し、作業員1人が死亡した。国交省は県道や市道の迂回路を使い、年内に1車線を確保する。トンネルが通行可能となる時期は年内に示す予定。