来年4月の25年大阪・関西万博開幕を前に、警察庁の露木康浩長官は19日、警備対策に関する現地状況を確認するため、大阪市此花区の人工島・夢洲の会場を視察した。半年の期間中約2800万人の来場が見込まれており、大阪府警を中心に雑踏事故を防ぐための警備や、災害発生時の対応などについて検討と準備を進めている。
露木氏は会場の「リング」上で、府警幹部から人工島の周辺環境について説明を受けた。アクセスの要となる関西空港の状況も確認した。
視察後、露木氏は「今回の警備は複雑かつ困難なオペレーションになる」と指摘。期間中に参院選や水害多発時期が含まれることを念頭に置いた体制構築が必要とした。