都知事選枠外ポスター、合法確定　最高裁、河合氏の上告受理せず

　最高裁第２小法廷（三浦守裁判長）は、昨年７月の東京都知事選に立候補した河合悠祐氏が、５６人が出馬したのにポスター掲示板に４８枠しか用意されず、枠外に掲示することになったのは公選法に違反するとして選挙無効を求めた訴訟で、河合氏の上告を受理しない決定をした。１４日付。河合氏敗訴が確定した。

　東京都選挙管理委員会は、立候補の届け出が４９番以降の候補者には枠外にクリアファイルで掲示する対応を取り、河合氏は「不平等な扱いだった」と主張した。昨年１２月の東京高裁判決は、掲示方法の違いが選挙結果に影響を及ぼす恐れがあったとは認められないと判断していた。