ガザ住民のリビア移住検討　トランプ政権、報道

　【ワシントン共同】米ＮＢＣテレビは１６日、トランプ政権が最大１００万人のパレスチナ自治区ガザの住民をリビアに移住させる計画を策定中だと報じた。見返りとして、数十億ドルのリビア関連の資金凍結を解除する可能性があるという。

　リビアは国家分裂状態で、受け入れに応じるかどうかは不明。アラブ諸国の反発も必至だ。

　トランプ大統領は２月、米国がガザを「所有」し、住民を域外に移住させてリゾート地に再開発する構想を発表。エジプトやヨルダンなどにガザ住民の受け入れを要求したが、拒否されている。