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建設型仮設住宅の一部で入居開始 岩手・大船渡山火事、被災者安堵

2025/05/17 15:59

 手伝いに訪れた息子(左)と、入居が始まった仮設住宅に荷物を運び込んだ袖野里子さん=17日午前、岩手県大船渡市

 岩手県大船渡市で2月に発生した大規模山林火災で、自宅が被災した住民向けの建設型仮設住宅が一部完成し、17日に蛸ノ浦地区の7戸分で入居が始まった。綾里地区の26戸分は22日に完成見込み。避難所生活が長引いた被災者は「ほっとした」と安堵していた。

 仮設住宅は木造で2Kと3Kの2タイプ。いずれも原則2年を上限に居住できる。17日は雨がぱらつく午前8時半ごろから、入居者らが鍵を開けて布団や家財道具を次々と運び込んだ。

 息子の家族と暮らしていた自宅が全焼した袖野里子さん(70)も入居する。全員で同居するのは難しいため単身で入るという。「避難所よりのびのび過ごせそう」と話した。

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