電話で警察官を装う特殊詐欺の被害が急増していることを受け、警視庁と大手携帯電話会社4社は23日、協力して被害防止に取り組む「ストップ!詐欺」共同宣言を行った。警視庁の鎌田徹郎副総監は「国際電話などで携帯にかけてくることが多い。着信対策が極めて急務だ」と強調した。
4社は、NTTドコモとKDDI、ソフトバンク、楽天モバイル。詐欺の疑いがあるメールや迷惑電話の拒否を設定するサービスを紹介した。
警察官を装う詐欺は「あなたは容疑者だ」と脅してLINEなどに誘導。この手口による今年の都内の被害額は、4月末時点で約69億9千万円に上り、既に昨年1年間の約69億6千万円を超えた。