天皇陛下は24日、全国植樹祭の式典出席などのため、埼玉県を訪問された。皇后さまは体調に支障があるとして取りやめた。側近によると、皇居での行事などが続き、疲れが出たという。年間四つある両陛下の主要地方公務への同行を取りやめるのは、即位後初めて。
1泊2日の日程で、陛下はこの日、入間市の県茶業研究所で特産の狭山茶の品種育成について説明を受けた。茶畑で摘み方を聞き「摘むのは大変でしょうね。近年の暑さはどうですか」と尋ねた。
その後、県立入間わかくさ高等特別支援学校を訪れ、食品の生産や接客を学ぶ生徒と懇談し「みんなと一緒にやるのは楽しいでしょうね」と笑顔で語りかけた。